国内の航空会社の中でも、満足度が高いと言われているFDA。
しかし首都圏在住の私は、なかなか乗る機会がありませんでした。
そこである日、FDAに乗るため、旅行に行ってきました。
今回は私が実際に搭乗したFDA143便について、搭乗記をまとめたいと思います。
搭乗する便を決める
今回の旅行はFDAに乗るのが目的なので、まずどの便に乗るかを決めます。
最初に、東京在住の私から一番近いFDAが飛んでいる空港を調べます。
すると、東京からは富士山静岡空港が一番近いことが分かったので、今回は富士山静岡空港から出発する便に乗ることにします。
次に行き先を決めます。
なるべく搭乗時間が長めで、できれば早朝のクロワッサンが食べられる便が望ましいが、朝早すぎるのは避けたい、という、大変わがままな条件で絞り込みます。
その結果、9:00に富士山静岡空港を出発し、10:45に福岡空港に到着する、FDA143便に搭乗することに決めました。
朝早すぎず、クロワッサンが提供されるFDA143便は、まさに私のわがままを叶えてくれる便なのです!
というわけで、早速この便を予約しました。
いざ富士山静岡空港へ
掛川駅から空港まで無料アクセスバスが運行!
まずは、富士山静岡空港を目指します。
富士山静岡空港へのアクセス方法を調べたところ、FDA便の利用者は、掛川駅からFDAが運航する、無料アクセスバスを利用できることが分かりました。
なんという素晴らしいサービス・・・
無料アクセスバスの掛川駅から富士山静岡空港までの所要時間は約35分。
バスの予約は不要で、当日、FDAの搭乗券や予約の確認ができるものを持って行けば、乗車できるとのことです。
FDA143便に搭乗するためには、掛川駅を7:55に出発するバスに乗ればOKです。
あれ?意外と朝早い・・・
嫌な予感を抱きながら、東京から掛川への新幹線を調べてみると、朝一番早い新幹線は、東京駅を6:33に出発して掛川駅に8:06に到着する、こだま701号でした。
これはもしかして・・・
まさかの前日掛川入り
そうです、私がクロワッサンのために掛川前泊おじさんです。
朝一の電車では間に合わないので、掛川に1泊することにしました。
掛川は泊まるだけ&なるべく移動したくないので、今回は立地重視で駅前のロータリー横にある「掛川ステーションホテル」に泊まることにしました。
朝食付きの2名1室で1泊5,800円(旅行当時)というお財布に優しいホテル。1人で泊まる場合は、朝食付きで1泊4,000円から泊まれます。
部屋は至って普通。廊下の音が聞こえたり、お風呂が小さかったりしますが、泊まるだけなので充分です。
なお、今回はクロワッサンが待っているので、ホテルの朝食は食べませんでした。
掛川駅までは新幹線ではなく、在来線で約4時間かけていきます。
ちょうど春の青春18きっぷのシーズンだったので、通常だと約4,000円かかるところ、2,300円分(旅行当時、現在は1日2,410円分)で行けました。
素晴らしいぞ、青春18きっぷ。
ただし、途中で人身事故に巻き込まれたので、通常より1時間ほど間余計にかかりました。
こればっかりは仕方ない・・・
当日朝、無料アクセスバスに乗車
当日朝、早く起きることができたので、7:55発のバスではなく、6:30発の無料アクセスバスに乗りました。
6:30発のアクセスバスは本来、FDA141便を利用する人向けのバスですが、この日は座席に余裕があったためか、FDA143便に搭乗する私も問題なく乗車できました。
バス乗り場は、掛川駅南口のロータリーの外、日産レンタカーの通りを挟んで正面(駅寄り)あたりでした。
バス停がたくさんあるので、そのあたりで待っていれば大丈夫です。
バスはFDAのロゴが入ったマイクロバスで、掛川駅を出発すると高速道路を経由して、約30分ほどで富士山静岡空港に到着しました。
富士山静岡空港にて
空港に到着した後、飛行機のチェックインを行い、空港を探検してみることにしました。
富士山静岡空港は、2009年に開港した比較的新しい空港なので、設備はとても綺麗でした。
また天気がいい日は、空港から富士山を見ることができると聞いたので、楽しみにしていたのですが、当日はあいにくの曇り空で、富士山を見ることができませんでした。
空港自体はあまり大きくないので、探検もすぐに終わってしまった私は・・・
空港内の「麺屋 燕」で朝ラーメンです。クロワッサンまで我慢できませんでした。
ラーメンはあっさりしていて、朝でもペロッと食べられました。ごちそうさまでした。
搭乗&機内レビュー
そうこうしているうちに、搭乗時間になりました。
今回私が搭乗するのは、ピンク色の3号機(エンブラエル175、機体番号JA03FJ)です。
小型機ですが、タラップではなくボーディングブリッジを利用するので、搭乗はスムーズに進みます。
座席
機内に乗り込み、自分の席に着席。
実際に座ってみると、すぐに座り心地が良いことに気が付きます。
最近の飛行機の座席は、座面や背もたれのスリム化が進んでいて、個人的には座り心地が悪くなったように感じているのですが、FDAの座席は、座面や背もたれに厚みがあり、椅子としての安定感を感じました。
また、事前に聞いていた通り、座席幅や前の座席との間隔にゆとりを感じられます。
例えるのが難しいのですが、他の飛行機の座席では、電車で両隣に人が座っているような圧迫感を感じていたのですが、FDAの座席は、電車で両隣に人が座っておらず足も組めるような、ゆとりを感じました。
体格によって感じ方は違うと思いますが、私好みの座席でした!
離陸&乗り心地
飛行機のドアが閉まり、非常設備の説明が始まります。
非常設備の説明は、CAさんが使い方を実演しながら説明するスタイルです。
そして程なくして離陸。
小型機なので揺れるかと思いましたが、当日の風が強くなかったためか、離陸から着陸まで大きな揺れを感じることはなく、とても快適なフライトでした。
飛行機からの風景
今回の座席は、翼よりやや後方の進行方向右側でした。
座席の位置は、予約時やチェックイン時に、特に指定しませんでした。
離陸後に雲を抜けると、真横に富士山が見えてきました。
空港からは富士山を見られませんでしたが、飛行機から見られたので満足です。
機内サービス
機体が安定すると、機内サービスが始まります。
飲み物はFDAの機体が描かれたカップで提供されます。
私は緑茶を選びました。静岡茶100%の緑茶を美味しくいただきます。
そしてお待ちかねのクロワッサン!!!
ここまで散々話題にあげてきましたが、クロワッサン自体は至って普通です。
普通に美味しいクロワッサンです。
でも味よりも大事なのは「国内線の機内で無料でクロワッサンが提供された」という既成事実、何物にも代えがたい優越感なのです!!
機内誌・新聞
各席に設置されているFDAの機内誌「DREAM3776」は、ページ数も多いしっかりした冊子で、就航都市の観光情報などがまとめられていて、読み応えがありました。
機内誌は3ヶ月ないしは半年ごとに内容が変わるようです。
また、新聞も無料で読むことができますが、私はあまり新聞を読まないため、今回は新聞を読みませんでした。
当日は静岡新聞が提供されていたような記憶がありますが、確かでないです。
着陸・その後
時間はあっという間に過ぎ、FDA143便は定刻通り10:45に福岡空港に到着しました。
旅のメインイベントが終わったその後は、太宰府天満宮、天神といった博多周辺、糸島、門司港など、福岡県を一通り観光し、帰りは北九州空港からJALを利用して、羽田に戻りました。
おわりに
FDA143便の搭乗記は以上となります。
初めてのFDAは快適で、非常に満足できる旅行になりました。
いつかまた乗ってみたいと思える飛行機だったので、皆さんも機会があれば是非乗ってみてください!
※本記事の内容は、私が2018年3月に体験した内容を元に記載してます。また、FDAは現在、新型コロナウイルスの影響で、欠航になっている区間がありますので、詳細はFDAの公式ホームページをご確認ください。